いつの時代も流行り廃りなく、大きくデザインが変わることなく愛され続けているバスクシャツですが、その誕生は16世紀頃までにも遡ります。(日本で言う鎌倉・室町時代!)
発祥地域は、名前そのまま「バスク地方」。
フランスとスペインの間にまたがる地域です。
太平洋に面した美しい海と自然豊かなこの場所で、当時船乗り達が愛用していたウールやコットン素材の手編みのものがバスクシャツの起源だと言われています。
強い海風から身体を守るニット生地、濡れても着脱しやすい横広のボートネック、作業時に器具に引っかけない為の七分袖、そして海で発見されやすくする為にボーダー柄が採用された、実に機能的にデザインされた仕事服でした。
その後海軍の制服として供給され、1930年代から1940年代にかけて欧米のリゾート地で大流行することになったのです。
それから現代に至るまでファッションアイコンとして愛され続けているバスクシャツ。
有名な画家として知られる、「パブロ・ピカソ」の定番服でありトレードマークとしても有名です。